「いじめの因果応報って本当にあるの?」

「実際に、いじめの加害者が報いを受けた事例は?」

今回はそんな疑問をお持ちの方に向けて、いじめ加害者の悲惨な因果応報の実例をまとめてみました。

「因果応報」とは?

「因果応報」というのは、自分が善い行いをすれば、将来的に善いことが返ってきて、逆に悪い行いは悪い出来事をもたらすという意味です。

もともとは仏教用語で、仏教の基本的考えである”因・縁・果・報”をもとにした教えだそうです。

現在は、”悪い行いは悪い出来事をもたらす”という意味で使われることが多く、被害者を深く傷つける悪行の代表格とも言える「いじめ」を行った加害者も因果応報に苦しむと言われています。

いじめ加害者の悲惨な因果応報の事例

ネット上には、いじめの加害者だった方が、現在は苦しんでいるという体験談が数多く見つかります。

ざっくりとまとめてみましたので、加害者にはどのような因果応報が待っているのか、読み進めてみてください。

・高校1年の頃、クラスメイトに根暗な男子生徒がいた。俺を中心に悪口や仲間外れを続けていたら、ある日から登校拒否で姿を見せなくなった。それから楽しい高校生活を送り、あいつの存在も忘れかけていた時、繁華街で不良グループにからまれボコボコにされた。よく見ると根暗だったあいつが髪の毛を金髪に染め、そのグループの中心にいたのだ。遭遇した場所は学校の帰り道だったから、暴力を振るわれないように怯えながら通っている。早く高校生活が終わってほしい。

・旦那と非常に仲の良い大学時代の友人が、昔いじめていた相手だった。いじめ加害者という過去を旦那は知らないため、いつバレるか心配で怖い。暴力まで振るっていたと知れば、最低な女だと離婚を突きつけられるかもしれない。

・大手企業に就職でき、面倒見の良い先輩とも出会えて楽しい日々を送っていた。ところが、ある日から説教や無視が多くなり、部署内での居場所がなくなった。同僚に尋ねたら、中学時代にいじめていた相手の兄で、その事実を知ってから態度を変えたらしい。

・自然豊かな土地で娘を育てようと、親子3人で故郷に移住した。先日、娘が小学校でいじめられていると知り、生徒の親や学校、地域コミュニティに相談した。しかし、学校はマニュアル通り動いてくれたが、同世代の親の中には私が昔いじめていた子、その関係者もおり、とても嫌な顔をされた。自業自得とは言え、過去の行動を今は悔やむばかりだ。

・学生時代、地方から転校してきた同級生をいじめていた。理由は、方言の訛りが強く、喋り方が面白かったから。その後、私は大学時代に知り合った彼と結婚して、翌年には子供が生まれ幸せな人生を送っていた。旦那はいわゆる転勤族のため、3年に1度は引越しをする日々。行き先は毎回違うが、息子は転校先で必ずいじめられている。今日も息子は泣きながら帰宅し、私に向かって「喋り方が変だと言われた」と報告してきた。

いかがでしたでしょうか?

私達が思っている以上に、悪行は廻り巡るものなんですね。

個人的には「自業自得とは言え、過去の行動を今は悔やむばかりだ。」というコメントが印象的でした。

いじめの加害者は自分が行った過去の悪行を悔やむことになるケースは多いようですね。

いじめの加害者は報いを受けて当然?

いじめは被害者を深く傷つけます。

多くの場合、いじめの被害者には特に原因はなく、クラス替えなどで環境が変われば、いじめられなくなります。

しかし、被害者は大人になってもいじめられていた過去を忘れず、対人恐怖症になってしまう方もいらっしゃいます。

被害に遭ったことで受ける精神的なダメージは想像以上に大きいのです。

体験談の中には、被害者が数年後に復讐するエピソードもあったくらいです。

一方で、加害者側は、いじめたことなんて忘れて、平然と日常生活を送っている場合も多いようです。

平気で人を傷つける無神経さは変わらないため、環境が変わっても、いじめを繰り返すケースも当然あり得ます。

いじめの被害者が受けるダメージの大きさを考えると、報いを受けて当然と思ってしまいますよね。

因果応報から学ぶ教訓

現在、いじめられているお子さんをお持ちの方は、今回ご紹介した体験談をお子さんに話してみるのも良いかもしれません。

将来いじめっ子を見返すため、「~を頑張ろう」「~の職に就こう」という希望を持てるかもしれませんし、苦しくて辛い現状を打破するキカッケになるかもしれません。

人間は誰しもが壁にぶつかります。

その時に希望があるのか、ないのかで歩み方も大きく変わるでしょう。

参考URL

因果応報(いんがおうほう)とは – コトバンク

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