「子供が学校に行きたがらないのはいじめが原因かと思って聞いてみたけど本人は否定している。でも本当はいじめられてる可能性もある?」

「いじめられているのに親に言わない子供が多いって言うけど、どうしてなの?」

「子供が壮絶ないじめにあっているのに親が気づかないことってあるの?」

今回は、このような疑問をお持ちの方に向けて、子供がいじめられていることを親に言わない理由についてまとめてみました。

大人に言っても解決しないと思うから

子供が急に学校に行きたくないと言ったり、朝、腹痛を訴えたりする場合、学校でいじめにあっているかもしれません。

親としても心配なので、「どうして学校に行きたくないの?いじめられてるの?」などと聞いてしまいがちですが、ほとんどの場合、子供は否定するでしょう。

子供が親にいじめられていることを言わない一番の理由は、いじめは親や先生など大人の目の届かないところで行われるため、大人に言っても解決しないと思うからではないでしょうか。

親に心配かけたくない・知られたくないと感じているから

親に知られることで、余計な心配をかけたくないと思っている子供も多いです。

親に心配をかけない良い子でいたいという子供心かもしれません。

また、いじめられていること自体が恥ずかしいことだと感じていて、親には知られたくないと思っているケースも多いようです。

親に言っても、「いじめられる側にも原因がある」「もっと強くなりなさい」「いじめられたらいじめ返しなさい」などと言わるだけかも・・・と感じているために言いたくないという子供もいるようです。

いじめの加害者からの報復が怖いから

また、いじめの加害者のほとんどは、被害者に対して、「絶対にチクるなよ」「親や担任に告げ口したら、半殺しにするからな」などと脅しています。

そのため、いじめられていることを親や先生に伝えることで、さらにいじめが酷くなるのではないかという恐怖感を抱く子供も多いようです。

実際、いじめによる自殺事件の被害者の中には、親や先生に相談したせいで、さらにいじめが悪化して、絶望的な気持ちになって自殺したというケースも多いのです。

親がいじめに気づくためには

親が子供がいじめられていることに気づくためには、まずは子供はいじめにあっていることを親には隠している多いという事実を認識しましょう。

その上で、普段から子供の様子をしっかり観察することが大切です。

こちらの記事には、親が子供がいじめられていることに気づくために知っておきたい、いじめ被害者の子供が示す兆候をまとめていますので、参考にしてみてください。

参考記事:子供のいじめ被害を親が気づく方法・いじめを示す7つの兆候

子供がいじめを親に言わない理由まとめ

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

今回は、子供がいじめられていることを親に言わない理由についてまとめてみました。

いじめによる自殺事件の報道を見ていると、どうして親や先生は助けられなかったんだろうと思うこともあるかもしれません。

ですが、いじめられている本人が必死で隠している場合、身近にいる大人が気づくことができないこともあるのです。

「うちの子供が学校に行きたがらないのは、もしかしていじめられているから?」と感じたら、「もしかして、いじめられてるの?」などと問い詰めたり、無理やり学校に行かせたりしてはいけません。

いじめ被害者にとって、学校は危険な場所でしかないからです。

まずは、子供が自宅で安心して休めるように配慮しながら対策を考えましょう。