「うちの子供、もしかして学校でいじめられているかも・・・」

「突然学校に行きたくないって言いだしたのは、いじめの被害にあっているから?」

今回は、そんな疑問をお持ちの方に向けて、親が子供のいじめ被害に気づくために日頃から気をつけておきたい、いじめを示す具体的な兆候についてまとめてみました。

身体にあざや傷がある

子供の身体にあざや傷ができている場合、いじめ加害者に暴力を振るわれている可能性があります。

子供に「その傷、どうしたの?」と聞いても、「転んだだけ」などと言うことも多いかもしれません。

どこで、どんな風に転んだのかなど、具体的な話をせずに、「ちょっと転んだだけ」などと言う答えが返ってきた場合はいじめを疑った方がいいかもしれません。

また、何度も怪我を繰り返す場合も要注意です。

悪質な集団グループでの暴行では、お腹など、服を着ている時にはわからない部位を攻められるケースもあります。

持ち物をなくすようになった

教科書やカバンなどの持ち物をしょっちゅう失くすようになった場合もいじめが原因かもしれません。

学校で教科書を破られたり、いたずら書きをされたりという被害に遭っている可能性があるからです。

また、制服や服が汚れていたり、親に隠れて服を洗うようになった場合も要注意です。

金遣いがあらくなった

急に金遣いがあらくなった場合も、いじめ被害が原因の可能性があります。

やたらと「ゲームを買うお金が欲しい」とか「お小遣いが足りない」という頻度が増えた場合、恐喝にあっているのかもしれません。

いじめによる自殺事件の被害者の中にも恐喝にあっている子供は多く、親がお金を渡さないと、親に黙って家の金品を持ち出すようになることも多いです。

不眠・頭痛・腹痛など身体的な不調

いじめの被害にあうと、今までは健康だったのに、急に腹痛や吐き気を訴えるようになるケースがあります。

また、食欲がなくなることもあります。

体調が悪そうだったり、大好物だったはずのものを残すようになったりした場合、学校でいじめられている可能性を疑いましょう。

学校での出来事を話さなくなる

いじめの被害にあうと、口数が減る傾向があると言われています。

今までは楽しそうに学校の話をしてくれたのに、急に学校での出来事を話してくれなくなったという場合も要注意です。

親の方から質問しても、「別に・・・」などと話したがらない場合や表情が暗い場合はいじめられているのかもしれません。

ただし、子供の性格によっては、もともと口数が少なく、いじめにあっていなくても学校での出来事をあまり話したがらないこともあるため一概には言えません。

精神的に不安定になる・成績が落ちる

いじめられていると、精神的に不安定になり、集中力もなくなります。

そのため、成績が落ちるケースも多いようです。

表情が乏しくなったり、部屋に閉じこもりがちになってしまうこともあるようです。

兄弟やペットをいじめたりする

精神的に不安定になるため、兄弟やペットに八つ当たりするケースもあるようです。

もともと優しい子だったのに急に乱暴になったという場合、親としては悲しくなって、本人を責めてしまうかもしれません。

ですが、本人はもっと辛いめにあっているのかもしれませんので、本人を責める前に、いじめ被害にあっている可能性を疑いましょう。

学校に行くのを嫌がる

いじめ被害にあっている場合、学校に行くのを嫌がるというのはごく自然なことでしょう。

登校の時間になると「お腹が痛い」などと体調不良を訴える場合も同じです。

子供が登校拒否をすると、そのまま家に引きこもってしまうのではと不安になって、無理やり学校に行かせようとする親も多いようですが、いじめの被害にあっている場合、学校は子供にとって大変危険な場所だと言えます。

子供が学校に行きたがらずに理由を聞いても答えないときは、まずは家を安心してくつろげる場所にしてあげることが一番大切なことではないでしょうか。

リンク:子供が学校に行きたがらない理由・いじめにあっている可能性は?

親が子供のいじめ被害に気づくために知っておきたいいじめを示す兆候まとめ

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

今回は、親が子供のいじめ被害に気づくために日頃から気をつけておきたい、いじめを示す具体的な兆候を7つご紹介しました。

子供はいじめの被害にあっていても、親には隠しておきたいと思い、本当のことを話さないことが多いです。

そのため、子供がいじめの被害にあっている場合、まずは親が気づいてあげることがいじめを解決する上で大切なポイントになるのです。