「いじめられて転校するのって逃げてるだけ?」

「中学でいじめにあって転校したいけど、転校先でもいじめに遭う可能性はある?」

今回は、そんな疑問をお持ちの方に向けて、いじめの解決策としての転校の効果、転校先でいじめにあう可能性や対策についてまとめてみました。

転校はいじめの解決策として効果的

中学・高校でいじめられて転校するのは逃げ?

「中学や高校でいじめられたからといって、転校するのは単なる逃げなのでは?」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。

「強くなって、いじめと立ち向かわなければいけない」という意見もあると思います。

たしかに、いじめの解決策として、いじめの加害者と戦ったり、担任の先生を交えて話し合ったりなどという方法もあります。

しかし、実際には、そのような正攻法で解決できるようないじめは少ないかもしれません。

解決しようとして学校の担任や教育委員会などに相談することで、加害者が激怒し、余計にいじめがエスカレートしてしまうケースの方が多いのです。

いじめがエスカレートした場合、転校が一番の解決策

未熟なゆえに大人の想像を絶するほど残酷なのが、中高生のいじめの特徴です。

中学や高校での集団グループによるいじめがエスカレートすると、歯止めがきかない状態になります。

一度、いじめのターゲットにされてしまうと日常的にいじめの被害を受けることになります。

いじめられている本人は誰にも言えずに一人で悩み、精神的にどんどん疲弊して自殺を選ぶことも珍しくはありません。

そうなる前に、いじめの加害者と被害者を引き離すことが大切です。

そのためにも転校という手段をとることは、いじめの解決策として非常に効果的なのです。

転校するためには引っ越しが必要だと思われるかもしれませんが、学区外(校区外)通学の手続きをすることで、引っ越さずに転校することも可能です。

転校先でいじめにあう可能性

転校先でもいじめにあう人は少ない

いじめが原因で転校した場合、転校先の中学や高校でも、いじめられるのではないかと不安に思う方もいらっしゃるかもしれません。

ですが、いじめられる側に原因がない場合は、転校先でもいじめにあう可能性はほとんどないと考えて問題ないでしょう。

実際、クラス替えや転校など、周りの環境が変わったことで、いじめられなくなったという方は多いです。

本人に原因がある場合は、転校先でもいじめられる可能性も

一方で、本人に備わっている要因によりいじめられている場合は、環境が変わっても、再び、いじめのターゲットになってしまうというケースもあります。

例えば、ワキガ体質の子供は環境が変わっても、誰かがニオイに気づいた時点で「あの子、クサイ!」と言われてしまい、いじめの対象となってしまうことも多いようです。

原因が明確でかつ対策が可能な場合は、いじめられる原因を取り除く努力をするのも一つの対策方法です。

転校先でいじめにあわないための対策

休息が必要な場合もある

転校前の学校でのいじめによる本人の精神的なダメージが大きすぎる場合、転校先でオドオドした態度をとってしまうこともあります。

オドオドした態度をとることで、再び、いじめのターゲットになる可能性もありますので、転校先では心機一転、なるべく明るく振る舞うとよいでしょう。

ただし、精神的なダメージから回復するためにはある程度の時間も必要です。

本人が新しい学校に行くのを怖がるようでしたら、しばらく家で休養をとったり、親がレジャーに連れ出してリフレッシュしたりして、子供が自分から「学校に行きたい」というのを待つこともおすすめです。

学校選びも大切

転校先が、いじめが横行しているような学校の場合は、転校生というだけで目をつけられて、いじめの対象になってしまう危険性もあります。

転校先については事前にしっかり調査しておくようにしましょう。

いじめや不登校で悩む生徒を積極的に受け入れている学校も存在します。

例えば、全国に50校展開している第一学院高等学校では、いじめや不登校などで高校を中退した生徒の編入や転校を随時受け入れています。

一人ひとりの状況や興味・関心、希望の進路などに合わせた教育を実施していて、登校に不安がある場合、週2日からスタートしてもOKで、自分のペースで通って高校卒業を目指すことができます。

単位制(無学年制)なので、いじめや仲間外れなどのトラブルが起きにくく、友達ができる機会が多いというメリットもあります。

「この学校なら安心できる」「ここは自分の居場所なんだ」と感じてもらうことを重視して、最新の脳科学の研究成果を活用した独自の「プラスサイクル指導(意欲喚起教育)」を通じて生徒が自主的に成長できる環境を整えているそうです。

第一学院高等学校について詳しく知りたい方は公式サイトをチェックしてみてください。

>>>第一学院高等学校の公式サイトはこちら

いじめの解決策としての転校・転校先でいじめにあわないための注意点まとめ

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

今回は、いじめの解決策としての転校の効果、転校先でいじめにあう可能性や対策などについてご紹介しました。

転校は逃げだという意見もありますが、いじめに真っ向から向き合うよりも、いじめが起きている環境から離れた方が本人にとっての負担も軽減されるのではないでしょうか。

引っ越しをしなくても転校する方法はありますので、お子さんがいじめの被害に遭っていた場合は解決策の一つとしてぜひ検討してみてください。