「家族が突然行方不明になってしまったけど、どうしていいかわからない」
「父が突然失踪して連絡がとれなくないけど、母はうろたえているし、私も頭が真っ白になってしまい何をすればいいかわからない」
「息子が無断欠勤していると会社から連絡があったきり何日も連絡がつかないけど、どこを探せばいいのか検討がつかない」
家族が突然行方不明になったという事態に直面したとき、うろたえてしまい、何をすればいいのかわからないという方は多いようです。
今回はそんな方に向けて、家族が突然失踪したり、行方がわからなくなった場合に無事に発見するためにやるべき必要な手続きと絶対やってはいけないことをまとめてご紹介します。
家族が突然失踪した時にやるべき必要な手続きの手順と絶対やってはいけないこと
この記事の目次
家族が突然失踪!どうすればいい?
家族が突然失踪したり、行方不明になったりした時、頭が真っ白になってしまうという方も多いのではないでしょうか。
中にはパニック状態に陥って、慌てて本人が行きそうな場所を片っ端から探してみるなど、闇雲に行動して疲れ果ててしまう方もいらっしゃるようです。
反対に、呆然としてしまい、何もできなくなってしまう方もいらっしゃるかもしれません。
また、家族が行方不明になったという事態を受け入れられず、無理やり「そのうち帰ってくる!」と自分に言い聞かせて、そのまま放置する方もいらっしゃると思います。
家族が行方不明になるということは誰にとっても起こりえる緊急事態であるにもかかわらず、災害時の避難訓練のような訓練や必要な知識を習得する機会もほとんどないため無理がないことだと思います。
ですが、行方不明になった家族を無事に発見するためには家族が迅速に適切な行動をとることはとても重要です。
突然失踪した家族を無事発見するためにやるべきことと手順
行方不明になった家族を無事に発見するためにやるべきことについて順を追って説明します。
まずは深呼吸して、できるだけ心を落ち着かせてから、取り掛かりましょう。
ステップ1:置き手紙やメモなどがないか確認
まずは状況を正確に把握することが大切です。
本人が車を所持している場合、まず最初に車で出かけている可能性があるかをチェックしましょう。
次に行方不明になった本人の部屋やリビングなどに、置き手紙やメモなどがないか確認しましょう。
遺書と思われるような内容の置き手紙などが残されている場合は危機的な状況なので、すぐに捜索を開始する必要があります。
参考記事:遺書・置き手紙を残して失踪した家族の心理状態や行き先・手遅れになる前にできることは?
また、本人の部屋に財布や携帯が残されていないかどうかも確認しましょう。
財布や携帯が残されているのは、本人に生きる意思がないサインだとも言われています。
財布や携帯の有無を確認する際、必要以上に本人の部屋を荒らしたり、ゴミ箱のゴミを捨てたりしてはいけません。
(理由については後ほど説明します。)
ステップ2:友人や知り合いに連絡(心当たりがある場合のみ)
本人が行きそうな場所や行方を知っていそうな親しい友人などに心当たりがあり、連絡先がわかる場合は連絡してみましょう。
その際はなるべく冷静に、「そちらに行っていないかなと思って・・・」とだけ言いましょう。
騒ぎが大きくなったり、本人が発見された後に気まずくなったりするのを避けるためにも、取り乱して「●●が行方不明なんです!!」などと言わないように気をつけましょう。
もし、その場所に本人がいたり、なにか知っている場合は教えてもらえると思います。
心当たりがない場合や心当たりはあるけど連絡先がわからないという場合は、このステップは省略して、ステップ3に移りましょう。
ステップ3:警察に届ける準備
次に警察に届ける準備に取り掛かりましょう。
「警察に捜索願を出すなんて大袈裟かな・・・」などと躊躇してしまう方も多いようですが、警察への届け出はできるだけ早く出すことが大切です。
かといって、なにも準備せずに近所の交番に駆け込んではいけません。
しっかりと必要なものを揃えてから出かけましょう。
まず、本人の写真が必要です。
顔の特徴がわかる顔写真と身体的な特徴がわかる全身写真の両方を用意できると理想的です。
できるだけ最近の写真がいいのですが、「最近、写真なんて撮ってない」という方は見つかる範囲でかまいません。
写真探しには時間をかけすぎず、なるべく速やかに進めましょう。
警察に行く際は、自分の身分証明書と印鑑も忘れずに持参してください。
また、本人が置き手紙やメモなどを残していた場合はそれも持参しましょう。
ステップ4:警察に行方不明者届(捜索願)を提出
警察に届け出をするために必要な本人の写真と自分の身分証明書、印鑑が揃ったら、速やかに警察に行方不明者届(捜索願)を提出しましょう。
捜索願を出すタイミングや受付時間がわからないという方もいらっしゃるようですが、警察の生活安全課では、行方不明者届を24時間体制で受け付けています。
参考記事:捜索願はいつ出すべき?捜索願を出すのに最適なタイミングとは?
また、警視庁の公式サイトでも、ご家族等が行方不明になられた場合、すぐに110番をするか警察署に届出をするよう呼び掛けています。
参考URL:行方不明者相談のご案内(警視庁 生活安全総務課公式サイト)
行方不明者届(捜索願)は原則としては以下の警察署に届け出を行います。
- 行方不明者が行方不明となった時における住所又は居所を管轄する警察署
- 行方不明者が行方不明となった場所を管轄する警察署
- 行方不明者届を届出る方の住所又は居所を管轄する警察署
管轄の警察署がわからない場合は、近所の交番で聞いてもよいでしょう。
警察では、行方不明になった日時や場所、考えられる原因などを聞かれるかと思いますが、わかる範囲でかまいませんので、しっかりと説明しましょう。
ステップ5:行方不明の捜索を得意とする探偵事務所に相談
行方不明の家族を探すためには家出人失踪人捜索のプロである探偵事務所の力を借りることが解決の近道です。
一般的にはあまり知られていませんが、警察に捜索願を出した時に、警察から探偵事務所に相談することを勧められることもあります。
「警察に捜索願を出せば、すぐに捜索してもらえるのでは?」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、警察にとって行方不明者の捜索は優先順位が高い仕事とは言えないため、発見してもらえる可能性は極めて低いというのが現実です。
実際、2017年11月に報道されて世間を震撼させた座間の死体遺棄事件でも9名の被害者全員の捜索願が出されていて、そのうち6名は特異行方不明者として判定されていたにも関わらず、残念ながら無事に発見されることはありませんでした。
事件に関するYahooニュースの記事を執筆した元特捜部主任検事は、警察の行方不明者捜索活動には予算や人員不足による限界があることを指摘していました。
ただし、悪徳な探偵事務所や興信所も存在しますので、依頼先は慎重に選ばなければいけません。
行方不明者の捜索は探偵業の中でも非常に難しい分野なので、行方不明者捜索の実績があり、かつ信頼できる探偵事務所を選ぶことが大切です。
こちらは、行方不明者捜索のプロとして信頼できる探偵事務所の条件です。
- 公安委員会から適正な業務を行っていることを認められたという証明である「探偵業届出証明番号」があること
(悪徳な探偵事務所を避けるために必須) - 家出人・失踪人捜索を得意としていること
- 全国対応していること
- 契約前に明確な見積もりをもらえること
- 契約前に無料相談を受けられること
参考記事:行方不明者捜索のプロとして本当に信頼できる探偵の選び方
こちらの記事では、この5つの条件を充たす探偵事務所の中から、行方不明者捜索分野で豊富な実績を持つ探偵事務所を厳選してご紹介していますので、参考にしてみてください。
行方不明者捜索のプロによる無料相談が受けられる探偵事務所一覧
家族が失踪した時のNG行動
家族が行方不明になった時に気が動転して、ついやってしまいがちなNG行動をご紹介します。
本人の部屋のゴミを捨てるのは厳禁
家族が失踪したり、行方不明になったりした時に絶対やってはいけないことは、本人の部屋の中を探し回って荒らしたり、掃除したりすることです。
本人の部屋には、重要な手がかりとなるものが残されていることが多いと言われています。
特にゴミ箱の中は手がかりの宝庫と言われているので、ゴミ箱の中身を捨てるのは厳禁です。
読みかけの本や雑誌などが散らばっていた場合、片づけずに、そのままにしておきましょう。
家族の捜索を探偵事務所に依頼した場合、一般的に、家族の承諾を得た上で、本人の部屋の家宅捜索を行い、手がかりを掴むことがスタート地点となります。
つまり、本人の部屋の現状維持は捜索の手がかりを掴むために非常に重要なポイントとなるのです。
自分一人で解決しようと動きまくる
行方がわからなくなった家族を、なんとか自力で探し出そうとして、本人が行きそうな場所を片っ端から探してみるという方もいらっしゃるようですが、余計に疲弊してしまうだけという結果に終わることが多いため、おすすめできません。
行方不明者の捜索は探偵業の中でも難易度が高く、専門的な訓練を積み、豊富な経験を持つメンバーがチームを組んでローラー作戦などを行うことではじめて成功するものです。
行きそうな場所が特定できている場合は見つかるかもしれませんが、そうではない場合、素人が一人または2~3人程度で探しても発見できる可能性は非常に低いと思います。
行方不明者捜索を得意とする探偵事務所は、効率よく手がかりになるものを探すプロならではのノウハウを持っていますので、自分たちで探し出そうとするよりも、プロに任せることをおすすめします。
家族が突然失踪した時にやるべき手続きと絶対やってはいけないことまとめ
今回は家族が突然失踪したり、行方がわからなくなった場合に無事に発見するためにやるべき必要な手続きと絶対やってはいけないことについて、ご紹介しました。
家族が突然行方不明になったという事態に直面した時、気が動転してしまったり、パニック状態になってしまったりするかもしれませんが、まずは深呼吸して少しでも気持ちを落ち着かせましょう。
時間が経つほど、本人が遠くに移動する可能性も高くなり、疲労困憊して判断力が低下する危険性も高くなるため、行方不明捜索は時間との戦いとなることが多いとも言われています。
素早い行動が大切な家族を救うことにつながりますので、「絶対に大切な家族を無事に見つけるんだ」という強い気持ちをしっかり持って、できるだけ早く適切な行動をとるようにしましょう。
行方不明の家族を無事に見つけるために必要な手順を簡単にまとめてみました。
- 本人の部屋やリビングなどに、置き手紙やメモなどがないか確認
- 本人が行きそうな場所や行方を知っていそうな親しい友人などに心当たりがあり、連絡先がわかる場合は連絡
- 本人の写真、自分の身分証明書と印鑑を用意
- 警察に行方不明者届(捜索願)を提出
(届け出先がわからない場合は近くの交番で聞く) - 行方不明者の捜索を得意とする信頼できる探偵事務所に相談
こちらの記事では、この5つの条件を充たす探偵事務所の中から、行方不明者捜索分野で豊富な実績を持つ探偵事務所を厳選してご紹介していますので、参考にしてみてください。
行方不明者捜索のプロによる無料相談が受けられる探偵事務所一覧
最後に、当サイトで取材させていただきました原一探偵事務所の調査部の方からいただいたメッセージをご紹介します。
今まで遭遇したことがない事態に直面して、どうしていいかわからない、とりあえず様子を見たいというお気持ちもよくわかります。
ですが、行方不明者の捜索は時間が経つほど、最悪なケースに発展する危険性が高まります。
行方不明者の捜索は時間との戦いになることが多いので、とにかくお早めにご相談ください。
秘密は厳守しますので、心配なことや不安なことがございましたら、どんなことでも遠慮なくお話ください。
原一探偵事務所の公式サイトでは、24時間365日いつでも無料で相談を受け付けていますので、少しでも不安に思ったら相談してみてください。
相談と見積りは完全無料で、一人ひとりの方の状況についてお話をよく伺ったうえで見積り金額を提示してもらえます。
私は、原一探偵事務所の行方不明捜索専門部隊を取材させていただき、現場で活躍する社員の皆さまと直接お話をさせていただきましたが、まるで自分の家族を探すかのような熱意と発見された本人や家族のその後の人生を思いやる真剣な思いに圧倒されてしまいました。
参考記事:【原一探偵事務所に直撃取材】本人に気づかれずに捜索できるって本当?
もし、ある日突然家族が行方不明になるという事態に直面したら、私は迷わず原一探偵事務所に相談すると思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
現在、行方不明になってしまったご家族をお探しの方が大切なご家族と再会できますことを心から願っています。