家族が家出・失踪したときの捜索方法・手順・手がかりの探し方
娘さんや息子さんが家出して行方不明になってしまったり、旦那さまや奥さまが突然失踪してしまった時、「どうやって探せばいいのかわからない」、「どこに相談すればいいのかわからない!」という方は多くいらっしゃるようです。
この記事では、大切なご家族が家出・失踪して行方不明になってしまったときに、家族が行うべき捜索活動の手順や捜索の手がかりなどについて、まとめてご紹介します。
この記事の目次
家族が家出・失踪したときの捜索の手順
1. 最低限必要な状況を把握する
家出・失踪した家族の部屋に行き、本人からの置き手紙やメモなどがないか確認します。
次に、財布と携帯電話が残されていないか確認します。
財布や携帯電話を残したまま失踪した場合、事件などに巻き込まれたか、本人が自殺の意図を持って家を出た可能性が高いと言われています。
また、洗濯や料理などの家事の途中の状態だったり、窓が開けっぱなしだったりなど、突然いなくなったような雰囲気を感じる場合も、事件に巻き込まれている可能性があります。
家出・失踪した本人の部屋にはたくさんの手がかりがありますが、ここでは最低限の状況把握だけを行い、捜索願を出す準備に移りましょう。
2. 捜索願に必要なものを準備する
警察に捜索願を出すときに必要なものは、届出を行う方の身分証明書(免許証、パスポートなど)、印鑑、失踪した行方不明者の写真です。
写真はできるだけ直近のものがよいのですが、探すのに時間がかかりそうな場合は、数年前のものでもかまわないので、なるべくはっきりと写っている写真を探しましょう。
できれば、顔の特徴がわかる顔写真と体型の特徴などがわかる全身写真の両方があると理想的です。
どうしても見つからない場合は、本人の友達などに写真を持っていないか聞いてみるとよいでしょう。
3. 警察に捜索願を出す
届出を行う方の身分証明書、印鑑、行方不明者の写真が準備できたら、すぐに最寄りの警察で捜索願を出しましょう。
失踪した本人から置き手紙があった場合は、それも持参します。
警察では失踪した本人について、一般的には以下のことを聞かれるので、わかる範囲でできるだけ詳しく説明しましょう。
- 行方不明者の氏名、生年月日、本籍、血液型
- 行方不明者の身長、体格、髪形、顔立ちや体つきの特徴
- 行方不明時の服装や所持品
- 行方がわからなくなった日時と場所
- 行方不明となった原因や動機など
- 行方不明者の発見の手がかりとなる情報
警察に捜索願を出すと、事件性や緊急性の有無により、「特異行方不明者」と「一般行方不明者」かを判断され、「特異行方不明者」と判断された場合は警察で捜索してもらうことができます。
参考記事:【捜索願の提出方法】警察への捜索願(行方不明者届)の出し方と届け出先
「一般行方不明者」と判断された場合は、警察で捜索してもらうことはできません。
「特異行方不明者」と判断された場合でも、誘拐事件などの重大な犯罪に巻き込まれた可能性がある場合を除くと、優先的に捜索してもらえるとは限りません。
4. 探偵事務所に相談する
警察に捜索願を出すことは大切ですが、警察の仕事は事件などを解決して、治安を守ることなので、失踪者の捜索は事件性がないかぎり優先的に行ってもらうことはまず期待できません。
大切なご家族を探し出すには、家出人・失踪人の捜索のプロである探偵事務所に依頼することが一番です。
ただし、探偵ならどこでもいいというわけではありません。
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5. 手がかりを探す
家出・失踪した本人の部屋にはたくさんの手がかりがあります。
手がかりを探すためには、まず第一にむやみに部屋をあさったりしないことと、ゴミ箱の中身を捨てないことが大切です。
家出・失踪人捜索の手がかりについては、探偵事務所に無料相談するといろいろとアドバイスをもらえるかと思いますが、一般的に捜索の手がかりとなると言われているものについて、いくつかご紹介します。
家出・失踪の捜索の手がかりは?
家出・失踪した本人の部屋のゴミ箱・衣服のポケット・カバンの中
家出・失踪した本人の部屋のゴミ箱の中には捜索の手がかりの宝庫と言われています。
まずは手書きのメモやレシートなどが捨てられていないか、確認しましょう。
レシート一つが捜索の重要な手がかりになる場合もあるので入念に探してみましょう。
飲食店などの名刺、店の名前などが印刷されたボールペン、使い捨てライターなどが手がかりになることもあります。
また、家出・失踪した本人が最近着ていた衣類のポケットやカバンの中身もチェックしてみてください。
パソコンの履歴には捜索の手がかりがたくさん!
家出・失踪した本人が使用していたパソコンがある場合、そのパソコンの閲覧履歴に重要な手がかりが残されている可能性が高いです。
検索履歴には、最近、どんなキーワードで検索をしていたかがわかります。
特定の地名をキーワードに検索していた場合、その場所に向かっている可能性が高いです。
また、メールの履歴、出会い系サイトなどの閲覧履歴の有無、連絡先一覧なども、捜索の手がかりになります。
パソコンを起動したけど、暗証番号がわからない、閲覧履歴をどうやって見るのかわからないという場合、むやみにパソコンを操作するのはやめましょう。
探偵事務所に捜索を依頼すれば、プロの技術でパソコンの中身から手がかりを探ってもらえます。
通帳は重要な捜索の手がかりになることが多い
家出・失踪した本人の通帳が重要な捜索の手がかりとなり、居場所が特定できるケースも多いと言われています。
キャッシュカードは財布の中に入れて持ち歩いていても、通帳は部屋に残されているということも多いので、探してみてください。
通帳が見つからなかった場合も、本人が利用している銀行の口座番号がわかれば、控えておいてください。
また、本人がクレジットカードを持っている場合はクレジットカードが重要な手がかりになることもあります。
家出・失踪した本人が読んでいた本や雑誌なども手がかりに!
家出・失踪した本人の部屋にある、本や雑誌も手がかりになることがあります。
特定の地域に関する本、雑誌などがあれば、その地域に向かっている可能性もあります。
また、日記や手紙が見つかれば、家出・失踪した本人がどんなことを考えていたかを読み取れる可能性もあります。
家出・失踪した家族が部屋から持ち出したものも手がかりになる
免許証、保険証、パスポートは持ち出されていないか
例えば、キャッシュカードや免許証、保険証、パスポートなどが持ち出されていないかの確認も、重要な情報となります。
免許証が持ち出されている場合は、失踪する際の移動手段に車が使われる可能性があります。
また、パスポートが持ち出されている場合は、海外へ行く可能性もあります。
服やスーツケースなどは持ち出されていないか
服や下着などが多く持ち出されている場合、一般的に、計画的で長期的な家出・失踪と考えられます。
スーツケースや大型のバッグが持ち出されている場合も同様です。
また、家具などの大型のものがなくなっている場合、協力者が存在する可能性も考えられます。
家出・失踪後の移動手段は?
家出・失踪後の移動手段も、捜索の手がかりとして非常に大切です。
本人が、自分の車やバイクで失踪したことがわかっている場合は、車種やナンバーを警察と探偵事務所に伝えましょう。
早朝や深夜に家を出た場合、電車や夜行バスなどで遠くに向かっている可能性も考えられます。
家族が家出・失踪したときの捜索方法・手順・手がかりまとめ
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
家出人・失踪人の捜索は本人が家を出てからの時間がたつにつれて、捜索は難しくなりますし、本人が精神的に疲れて判断力が低下する場合が多いため、危険な目にあう可能性も高くなっていきます。
家出・失踪した家族をなんとか自力で探し出そうとする方もいらっしゃいますが、行方不明者の捜索は専門的な調査網と高度な技術を必要とするため、一般の方が自力で行うのは非常に難しいです。
大切なご家族を確実に探し出すために、家出人・失踪人の捜索のプロである探偵事務所に依頼することが一番です。
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家出人・失踪人の捜索を成功させるカギとなるのは素早い決断と行動だと言われています。
今回、ご紹介した手順や手がかりの探し方を参考にしていただけますと幸いです。
大切なご家族が見つかりますことを、心から願っています。