うつ病や認知症の家族が失踪した場合の捜索願(行方不明者届)

うつ病の旦那が失踪して行方不明になってしまった、認知症の母が家を出たきり行方がわからないという場合、警察に捜索願(行方不明届)を出すべきか迷ってしまうという方もいらっしゃるのではないでしょうか?

警察沙汰にするのは大袈裟なのではないか、そもそも警察に捜索願を出しても捜してもらえるかわからないと思う方もいらっしゃるかもしれません。

この記事ではうつ病や認知症の家族が行方不明になった時に警察へ捜索願を出した場合の対応や、うつ病や認知症の家族の捜索願に関する体験談などをご紹介します。

うつ病や認知症の家族が行方不明になった場合、「特異行方不明者」になる可能性が高い

うつ病・認知症の家族の捜索-イメージ

警察が積極的に捜索する対象となる「特異行方不明者」とは?

警察に捜索願(行方不明者届)を届けると、警察は、「行方不明者発見活動に関する規則」の定義に基づき、その行方不明者が「特異行方不明者」か「一般行方不明者」かを判断します。

特異行方不明者の定義は以下のとおりです。

一  殺人、誘拐等の犯罪により、その生命又は身体に危険が生じているおそれがある者
二  少年の福祉を害する犯罪の被害にあうおそれがある者
三  行方不明となる直前の行動その他の事情に照らして、水難、交通事故その他の生命にかかわる事故に遭遇しているおそれがある者
四  遺書があること、平素の言動その他の事情に照らして、自殺のおそれがある者
五  精神障害の状態にあること、危険物を携帯していることその他の事情に照らして、自身を傷つけ又は他人に害を及ぼすおそれがある者
六  病人、高齢者、年少者その他の者であって、自救能力がないことにより、その生命又は身体に危険が生じるおそれがあるもの

(引用元:行方不明者発見活動に関する規則)

警察が積極的に捜索する対象となるのは、事件性がある、もしくは命の危険があるとされる「特異行方不明者」のみです。

うつ病の場合は、四の「自殺のおそれがある者」に該当する可能性が高いです。

また、認知症の方の場合は、ほとんどの場合、六の「病人、高齢者、年少者その他の者であって、自救能力がないことにより、その生命又は身体に危険が生じるおそれがあるもの」に該当すると言えるでしょう。

うつ病や認知症の家族を警察に捜してもらうため必要なこと

うつ病や認知症の家族を警察に積極的に捜してもらうためには、警察が「特異行方不明者」であると判断することが必要です。

そのためには、捜索願を出す際に、行方不明になった本人がうつ病・認知症であることをはっきり伝える必要があります。

うつ病の場合は、うつ病であることだけではなく、自殺の可能性があることもしっかり伝えましょう。

うつ病は初期の段階から自殺願望などの症状がみられることもあります。

参考記事:【うつ病の家出・失踪】うつで家出した夫・妻の精神状態・自殺の危険性は?

「軽いうつ病だったから、自殺することはないと思う」などと楽観的な判断をせずに、「うつ病の症状として自殺願望があるので、自殺の危険性があるんです」と伝えることが大切です。

認知症の場合も、症状が軽かったとしても、「認知症なので事故に遭う可能性もあるので心配です」と警察の方にしっかり伝えましょう。

うつ病や認知症の家族が行方不明になった時、捜索願を出すタイミングは?

うつ病や認知症の家族が行方不明になってしまった時、どれくらい経ってから捜索願を出せばいいのかわからないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。

警察に届けるなんて人騒がせなことはできないと躊躇してしまう方もいらっしゃるかもしれません。

また、もう少し待てば戻ってくるかもしれないと思う方もいらっしゃるかもしれません。

もちろん戻ってくる可能性はありますが、うつ病や認知症の家族が行方不明になった場合は、最悪のケースも想定しなければなりません

少しでも心配な場合は、躊躇せずに警察に捜索願を出しましょう。

 

うつ病や認知症の捜索願や警察の捜索に関する体験談

うつ病や認知症の家族が行方不明になって捜索願を出しても、警察が本当に捜索してくれるのか心配という方もいらっしゃるかもしれません。

大手Q&Aサイト「Yahoo!知恵袋」に投稿されていたうつ病や認知症の捜索願や警察の捜索に関する体験談をご紹介します。

「警察の捜索のおかげで自殺しなくて済んだ」といううつ病の方の体験談

「Yahoo!知恵袋」には、死に場所を探していた時に警察の捜索で発見されたおかげで、自殺しなくて済んだといううつ病の方の体験談が投稿されていました。

双極性障害Ⅱ型の患者です。20年になります。
かつて自殺未遂を起こしたものです。
車で家を出て、海に身を投げて死のうとしたのですが死に切れずに車で次の死に場所を探してうろついていました。ある大きな道路の交差点で止まったときに近くに居た車が急にサイレンを出してマイクで「前の車、止まってください。」と言われて、ぼーとして信号無視でもしたのかと思いましたが、実は私を探して多数のパトカーや覆面パトカーが出ていたことを知りました。ナンバープレートから私が乗っていることが分かったようです。(もちろん、運転にも可笑しなところがあったのかもしれませんが・・・・)もちろん私のためだけではなく、通常のパトロールの一環なのですが、その業務の中に行方不明者の捜索も入っていたのだそうです。
パトカーに乗せられて警察署に連れて行かれ、簡単な事情聴取をされて家族と一緒に帰されました。
私の場合は車で出かけていたこと、たまたま幹線道路を通ったことが幸いして警察に見つけていただけました。そうでなければ次の死場を探していたと思います。

引用元:Yahoo!知恵袋

警察のパトカーが、ナンバープレートを元にこの方を捜索していたとのことですが、おそらくご家族の方が捜索願を出すときに、車のナンバーを伝えていたのではないでしょうか。

多数のパトカーや覆面パトカーが捜索をしてくれたようですね。

この方は「躁」と「うつ」の症状を繰り返す双極性障害を患っているようですが、この自殺未遂の体験は20年前の出来事だそうですね。

「私の場合は車で出かけていたこと、たまたま幹線道路を通ったことが幸いして警察に見つけていただけました。そうでなければ次の死場を探していたと思います。」というコメントから、この方が、「あの時、自殺していなくてよかった。警察の捜索で見つけてもらえてよかった」と感じていることが伝わってきますよね。

認知症で行方不明になった母を警察に捜してもらったという体験談

認知症の母親を警察に捜してもらったという体験談も投稿されていました。

私の母が認知症で自宅介護をしていたとき、何度も同じ状況になり、そのたびに警察にはお世話になりました。
私の住んでいるところは田舎なので、警察に連絡してそれほど時間が経たないうちに地域の有線放送でも呼びかけしてくれましたし、消防にも連絡してくれ、パトカーや消防署の車も出て探してもらいました。

引用元:Yahoo!知恵袋

この方は認知症のお母さまが行方不明になって警察に捜索を依頼したところ、地域の有線放送や消防にも連絡してくれた上に、パトカーや消防署の車で捜索してもらえたようですね。

認知症の行方不明者は最近、増加の一途をたどっていて、社会問題にもなっています。

警察も認知症の行方不明者が事故などに巻き込まれる危険性について認識しているので、積極的に捜索してもらえる可能性が高いのではないでしょうか。

警察に積極的に捜索してもらえない場合は?

うつ病や認知症の家族が行方不明になって捜索願を出しても、「一般行方不明者」と判断されてしまうと積極的な捜索が行われないため、残念ながら見つかる可能性は非常に低いです。

また、「特異行方不明者」と判断された場合でも、警察が他に優先順位の高い重大な事件の捜査を抱えている時は、すぐには捜索してもらえない可能性もあります。

そんな場合に、大切な家族を確実に探し出すためには、信頼できるプロに相談することをおすすめします。

当サイトの「信頼できる探偵の選び方」では、人探しのプロとして、本当に信頼できる探偵事務所を選ぶための5つの客観的な条件をご紹介しています。

また、こちらの記事では、5つの客観的な条件を充たしており、家出人・失踪人捜索のプロによる無料相談が受けられる探偵事務所の一覧をご紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。

家出人・失踪人捜索のプロによる無料相談が受けられる探偵事務所一覧

 

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